親知らずと歯並び

皆様、こんにちは。
矯正担当の上條です。
今回は、親知らずと歯並びの関係についてお話しいたします。
矯正治療のタイミングには、大きく分けて2つあって、1つめは、子供の歯と大人の歯が混在した時期に行う、いわゆる第一期治療と、2つめは、第2大臼歯が生えそろってから、全て永久歯列で行う第二期治療があります。第二期の矯正治療を行う際に、お口の中にまだ生えていない歯があり、(生まれつき、無い患者さんもたまにいますが)その歯は俗に「親知らず」と言われています。
親知らずが、矯正治療の妨害になる場合は、事前に抜歯して頂くのですが、多くの場合(私の場合)、直接治療に影響がない場合、矯正治療前には親知らずは抜歯しません。すると、矯正治療が終了してからも親知らずは残っているので、この親知らずが何らかの「動き」をすることがしばしばあります。この「動き」が、矯正治療後の歯並びを崩す、後戻りの原因になる、という説があります。

果たしてこれは本当なのでしょうか??

実際、この論争には決着がついておりません。私が学生の頃は「親知らずは矯正後の後戻りの原因になるので、治療前、治療後、速やかに抜歯すること」と指導を受けました。その後、同僚の矯正医以外の一般治療の歯科医師や、関連の論文などの様々な情報に触れるうちに、私の懐疑心が生まれます。そして、つい最近の研究結果を参照すると、後戻りの原因になるという説には科学的な根拠が薄いことがわかりました。つまり、歯並びの後戻りの原因は種々あり「親知らず」では無さそうだ、と言うものでした。
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やはり、詰まるところ、後戻りを起こさないためには、リテーナーを使いましょう。というのが真理であります。

以上、私の独り言、終了です。

~不安を安心に~

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