舌の癖とMFT(続編)

なんと前回からほぼ一年ぶりの続編です(笑)さぼり過ぎにもほどがありました。スミマセン。

気を取り直しまして、今回は前回の続きで、舌の運動が正しく行われないことで歯並びが実際にどのようになるか見ていきましょう。上あごと下あご、それぞれ影響を受けますが、今回は上あごのお話をいたします。
まず、下の図を見て下さい。これは正しい舌の動きにより、上あごが充分に側方に広がっています。また、呼吸が正常であれば正しい口輪筋の作用により前歯が前方に傾斜することはありません。
Ideal phase I.png

それに対して、下の図は、舌の動きが異常である場合の典型的な状態です。年齢は平均してだいたい7才〜8才の時の歯列です。上の図も同じ年代です。この頃から段々歯並びの様相が怪しくなってきています。見るからにアーチの横幅は狭いのは、舌の側方圧力がないおかげで頬の力が勝り、歯列を内側に押しやることからこのように狭いアーチとなります。また、前歯を舌で押し出していることで外側に傾斜したり、回転したり・・・更には口呼吸などが加わるともうこの時点で出っ歯の様相が現れてくるのです。
crowding phase I.png

このまま乳歯が全部生え替わるまでを3Dモデルでシミュレーションすると、結果が下の図のようになります。
Phase II.png

程度の多少はありますが、永久歯の生え替わりの初期段階でアーチの横幅を小さく設定するだけでこれだけの差が出ました。なんともおぞましいと思いませんか?舌の動きがこれほど、歯並びに影響するのでした。

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