顎関節症について

顎の関節は様々な組織(骨、軟骨、関節包、靭帯など)により構成されています。

顎関節症の病因論として、以下の5つが過去に提唱されています。

①機械的偏位説…咬合などにより下顎頭の位置のずれることが原因となる
②筋肉説   …頭頚部の筋の運動不足や疲労が筋症状の原因となる
③神経筋肉説 …咬合異常が筋スパズムを起こし、これが関節痛や筋痛の原因となる
④心理生理説 …情動的原因が筋スパズムを起こし、各症状や咬合異常の原因となる
⑤心理説   …特異的な性格特性、ストレスに対する反応性などの精神心理学的要因
        が根本原因である

顎関節症研究の歴史の中では、
コステン症候群と筋筋膜疼痛機能障害症候群、関節円板転位説などもありました。

これらの考え方に対して、
現在は顎関節の原因は多因子的であって普遍的な病因は存在しないという考え方もなされています。

症状の発現とその維持には素因、活性化因子、永続化因子が存在するという考え方です。


※参考文献
口腔外科学 第3版 医歯薬出版株式会社
顎関節症で困ったら 専門医が教えるセルフケア
顎関節症―そこが知りたい 竹之下康治 医歯薬出版株式会社 


~啓歯会 不安を安心に~


byりゅう

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