糖尿病と歯周病の関連について

 成人の血管を全てつなぐと約10万キロメートルになると言われています、
血流が悪くなると身体を構成してる約60兆個の細胞の機能低下
自己免疫力の低下、治癒能力の低下、血栓ができ易くなります。
 糖尿病は血液中の糖分をコントロール出来なくなり、糖分が増える病気です。
この糖分が血管の内皮細胞を傷つけます。
大きい血管の内皮細胞を傷つける分にはダメージは少ないと考えられますが、
末梢血管(毛細血管)ににおいては影響が大きくなってしまいます、
内皮細胞が傷つき血栓が出来たりして血流が低下し、場所によっては血流が止まる危険性があります。
 末梢血管の血流が低下すると、その血管が栄養を供給している細胞に充分な栄養と酸素がいきわたらなくなります、このとき痛みを感じる知覚神経細胞に栄養を供給している末梢血管の血流が悪くなれば、刺激を中枢神経に伝達することが出来なく痛みを自覚できなくなります。
 小さな傷は、身体に備わった治癒能力が働くので直りますが、血流が滞っているとこの能力は低下します。
 傷が出来ていることに気付いた時には、細胞組織が破壊され壊疽が起きてしまうことがあります。
 糖尿病の合併症が末梢組織に出現し易いのは上記のような理由かとおもいます。
 糖尿病怖いのは多くの合併症が発症する事です。

 糖尿病の重大な合併症の一つである歯周病について記します
歯周病は、グラム陰性嫌気性菌であるPorphyromonos gingivalisなどの歯周病菌の感染による歯周組織の慢性炎症です。
 糖尿病患者では歯周病が重症化する
 主因は、生体の感染防御能としてのマクロファージ機能や好中球の細菌貪食能
が高血糖や虚血によって低下し、歯周病原因菌の増殖を抑制出来ないことにあると考えられています。
 症状は慢性炎症による歯肉腫脹であり、易出血性、進行すると歯を支えている
歯槽骨の吸収、歯根部歯肉の退縮、歯周ポケットも深くなり、その部位からの出血排膿し、口臭の原因の一つとなります。
更に進行すると歯が動揺し、最終的には歯が抜けることになります。
 血糖コントロールの不良が歯周病を憎悪させ、とくに高齢者,喫煙者,肥満者,
免疫不全者では罹患率が高いです。
 逆に歯周病が重症であるほど血糖コントロールは不良になり、歯周病治療によって歯周組織の慢性炎症が改善すると、インスリン抵抗性が軽減し、血糖コントロール状態も改善することが報告されています。
 歯周病はさらに、心筋梗塞などの動脈硬化性疾患や感染性心内膜炎,呼吸器疾患
,低体重児出産などの誘因となる可能性が指摘されています。
 今回は糖尿病と歯周病との関連を記しましたが、共に生活習慣病であります
継続的に医療機関で経過を診る事が大切であると思います。
「不安を安心に」

by bunbun