内科医との四方山話

「久しぶり、体調はどう」
「まあまあかな・・・時々痛みが出る。調子がいい時期が長く続かない・・・」  ※注1
「急性期が突発的に来るのは、日頃の不摂生のため、内服と食事で管理できるのに、どうしたものか。」
「それがさぁ、そろそろ急性期がくるのかなぁと予測できるようになったよ」
「そんなの予測できたってしょうがないよ」
「食べ過ぎたり、睡眠不足や疲れがたまった後は、かなり高い確率で痛くなる」
「それは原因じゃない、誘因だよ、おまえが体験した生活の変化の一つ一つが、ストレッサーとなり、複雑に絡みあって、身体に影響を及ぼしているわけ」 ※注2
「そのストレッサーというのはストレスと違うの」
「正確にいうとストレスを引き起こす原因となるものが、ストレッサーといっている」
「ストレッサー、つまり俺の場合、生活習慣の変化が急性化を引き起こした訳か、これは交感神経系の仕業かな」
「そう誘因の一つ、しかしはっきりいっとくけど、内服薬と食事で充分コントロールできる。過度のストレスがあったとしても、お前の性格からして、持続したと思えない」
「あたっている。ちゃんとやってみるか」
「そのほうがいい」
「ところで、ストレスについて少しレクチャーしてくれる」
「いいけど今日の食事代は、おまえ持ちな」
「えっ・・・しょうがない、いいよ」
「最初に適度なストレスは、心身の恒常性維持のメカニズムを強化する。しかし過度なストレスは、限界を超えて維持すると、免疫機能の低下や生活習慣病を悪化させる。というのは知っているよね」
「うん」
「自律神経は、無意識のうちに身体機能をコントロールしていて、ストレッサーに対し防御体制をとる。その中の
交感神経系の興奮が続き、血圧やコレステロール濃度や、血糖値が上昇するので、生活習慣病を悪化させることになる」 ※注3
「生活習慣病の中に歯周病もあるな。」
「そうだね、歯周病の発生機序はよくわからないけど、細菌由来の炎症だろ」
「そうだよ」
「ストレスによって交感神経系に支配されている、白血球中の顆粒球が活性化し、細菌に対して攻撃していく
ことになる」 ※注4
「そうか、コントロールされた歯周病が突然急性発作を起こすことがあるけど、免疫機能低下だけじゃなく白血球中の顆粒球の割合が増加して、炎症が増悪するのか」
「その状態から逃れようとして副交感神経の反射が起きて、痛みが生じてくる」
                                               次回につづく

※ 注1 筆者は高尿酸血症と呼ばれる状態
※ 注2 ストレッサーは4つに分けられる
① 物理的(高温、低温、騒音、放射線など)
② 科学的(酸素の欠乏、過剰、薬害など)
③ 生物的(ウィルスの侵入など)
④ 情動的(不安、怒り、緊張、精神的な苦痛など)
※ 注3 交感神経系を簡単に説明すると
      「えさ取り神経」と呼ばれている。これは「やる気」の神経で、イメージは能動的、昼間、戦争、活気に満ちています。
副交感神経系は「消化吸収の神経」とよばれて、ゆったりとした「お休み」の神経で、受動的、夜、平和のイメージで、静寂の気に満ちています。
※ 注4 白血球の内容は、おおむね顆粒球60%、リンパ球35%、単球5%の割合ですが、顆粒球とリンパ球の比率は絶えず変動しています。
     顆粒球は身体になにか炎症が起きると増加し、白血球の90%以上を占めることもあります。
     体内に侵入した細菌や死んだ細胞が「膿」です。
     リンパ球は、リンパ節で作られ、細菌などによりずっと小粒なウィルス狙いです。
     ウィルスを殺したり、他の肉体細胞と手を組んで、リンパ圏内に侵入してきた病原体に対して抵抗軍を結成します。これは「抗体」といわれているのです。
     顆粒球は主に交感神経からの支配を受けて活性化し、逆にリンパ球は副交感神経から支配を受けて活性化します。





                          BUN-BUN


  啓歯会~不安を安心に~

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大豆気分でダイエット
Excerpt: 大豆気分で豆乳クッキーダイエットをした方のブログを集めております。大豆気分を購入予定の方はぜひ参考にしてみてください。大豆気分の購入予定の方のお役にたてれば幸いです。
Weblog: 大豆気分でダイエット
Tracked: 2007-03-02 21:24